レビュー by haitacsさん
ご存知の2009年本屋大賞第1位の「告白」を読みました。
話題になっているのは知っていましたが、ブームに流されているようで読んでいませんでした。(今思うと素直に読めばよかった。)
章ごとに、事件についてそれぞれの人が話したり書く形式になっていて、その章が終わるまでついつい読んでみたくなります。私は読むのに3日かかりましたが、時間が許せばいっきに読める本と思います。
人物の特徴も筋が通っていて、この人物ならここでこう言うだろうなと納得する自分がいたり、こんな人物がいることに怒りがわいてきたり、すっかり物語に入り込んでしまいます。
1人娘を亡くした中学校の教師(悠子先生)が、生徒に語りかける1章は、全部読んだ後で再度読むと別の味があります。
クラス委員長の生徒が、学校を去った悠子先生への手紙形式で語る2章は、事件の次の年のクラスの様子になります。
それから、生徒の姉、生徒、生徒の親という風に、事件に関わる人物がそれぞれの様子を、同じことをそれぞれの立場で語らせ、時間が重なり、より深く状況が分かっていきます。
擬似体験した物語から戦慄な様子が脳裏に焼きついて、夢にでてきたらどうしょうと思うぐらい、物語に入り込めます。
遅ればせながら、私も「湊かなえ」のファンになってしまいました。
登録日 : 2010年03月15日 07:22:33


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