タイトルにわけもなく惹かれて、
ふっと手に取った一冊。
少し前の中国の政治がらみのこととか、
拳銃とか、漢詩とか、
詳しくないことがたくさん出てくるのだけど、
ぐんぐん引き込まれて、一気に読んでしまった。
よく知った大阪のローカルな地名がたくさん出てきて、
妙に嬉しくなったりもして。
無気力感、焦燥感、泥濘感、悲哀、
負の感情が渦巻いてるのに、
なんだかものすごく美しさを感じた。
絶妙な桜の演出効果のせいか、
根底に横たわる純愛っぷりのせいか。
李歐。
人の名前なのに、
なんだか不思議な呪文みたい。
☆☆☆☆ ホシ4つ
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
愛
- 感想投稿日 : 2010年4月25日
- 読了日 : 2010年4月25日
- 本棚登録日 : 2010年4月25日
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