ビールの力 (新書y 67)

著者 :
  • 洋泉社 (2002年7月1日発売)
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本棚登録 : 25
感想 : 3
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 アルコールアレルギーがあるののも関わらず酒は嫌いでは無い。特にビールと日本酒が良い。他の酒でもその土地ならではの味があるわけだが、特に地酒、地ビールということばはこの二種類の酒に似つかわしい。ヨーロッパでは國や地域でそれぞれ特徴のあるビールが造られている。それも日本で主に飲まれているラガービールで無くエールビールである。飲み味すっきり、冷やして美味しいラガービールと違い、エールビールは濃厚で地域や醸造元により飲み味にバリエーションがある。ラガーほど冷やす必要も無く、なんとなく日本酒に近いイメージである。
 なら日本酒で良いでは、というとどうしても日本酒では合わない料理もしくは日本酒では合わない酒を飲むシチュエーションと言うものがあり洋酒系も欲しいところである。ワインでもウィスキーでもそれはそれで良いのだが、もう少し軽めが私には良い。
 で、ビールである。
 世の中にはどんなビールが存在し、いかに美味しいか。美味しいビールはいかにして造るのか。ビールの美味しい飲み方は?といった疑問に答えてくれるのである。そして日本の酒税法、アルコール類の許認可制度がいかに美味しいビールを安く飲むのに障壁になっているかが力説されている。
 嗜好品故に税金が少々高いのは仕方が無いかもしれないが税金も薄利多売と言うことを考えて欲しいものである。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: グルメ
感想投稿日 : 2013年1月27日
読了日 : 2013年1月15日
本棚登録日 : 2013年1月27日

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