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気になった本はジャンルを問わず無節操に読みます。主に小説、海外も若干読みますが、いまのところ国内の方が優勢。
レビュー by HAL.Aさん
主人公はどうやら少し前に「姉さん」に拾われてきたらしい。弟がほしかったのだと、「姉さん」はいい、弟の名前は「良」がいいともいった。その姉さんの苗字が「半沢」だったから、「ぼく」は「半沢良」でいこうと思った。半沢良としての履歴書を書き、「姉さん」のアパートから近いガソリンスタンドに、アルバイトの面接を受けに行く。
アパートには姉さんの友達という、かっこいいけれどどこか不器用な女性が、ときどき遊びにやってくる。アルバイト先には面倒見のいいちょっと変わり者の先輩がいて、ときどき深夜に原付で給油にやってくる不思議な女の子がいる……
いちおうストーリーはあるんだけども、あんまり筋とかは関係ないのかな、という気がしました。作品を包むやさしくて清々しいような空気を、ただ楽しめばいいんじゃないかと。
ちょっと可笑しくて、ちょっと切なくて、とても優しい。「感動させよう」って力んで書かれたドラマチックな作品とはまたぜんぜん違う、じんわりとしみわたるような心地よさです。
レビュー登録日 : 2010年06月12日
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