光の帝国 常野物語 (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社 (2000年9月20日発売)
3.78
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本棚登録 : 14004
感想 : 1444
5

予想以上によかった!
いろんなところで涙がこぼれそうになりました
ツル先生や亜希子の両親の話など、熱い文章では
ないんですが、そこがまた頭にすっと染みこんで
いくようで素直に没頭できました

基本的に恩田陸さんの「人」に対する目は
暖かだと思います
その暖かさと透明感とそして根底にある寂しさと。

遠野物語がベースにあるようですが、それよりは
土着的でなく恐怖感もなく、東北地方独特の
雄大な山々に吹き抜ける風のようなさわやかさを
感じます

続編があるようですので、それを読むのが楽しみです

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 国内小説
感想投稿日 : 2014年5月12日
読了日 : 2014年5月11日
本棚登録日 : 2014年4月18日

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コメント 1件

澤口聖史さんのコメント
2019/11/17

恩田さんの「人」に対する目は暖かい。まさにそうですね‼︎それぞれの倫理観が整っていてその言葉とても納得できます。

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