1800年代に実在した犬『ビューティフル・ジョー』の視点から書かれた本です。名前とは裏腹にジョーは耳と尻尾がありません。最初の飼主に切り取られてしまったからです。ですが、これは不幸な犬の話ではありません。その後引き取られた新しい飼主に『ビューティフル・ジョー』と名づけられ豊かな人生を(犬生)を送るのです。感受性豊かなジョーの視点で動物を飼主がどう飼育するかがどれほどその動物の運命を左右するのかがわかります。いろんな動物・人物がエピソードごとに登場し、ジョーと家族の純粋な愛の物語でもあります。
ペットの幸せとは何か、一緒に暮らしているペットとどう生活を共にしていくのが良いのかと改めて考えさせられました。動物(ペット)の生態・特性を知ろうとすることは相手を理解しようとする心を培い、動物(ペット)を愛し、自分以外の為に労力や時間を費やすことは思いやりの心を育むことがよくわかります。
大人から子供まで感動できる素晴らしい一冊です。
友達や自分の子供などにあげたい、そんな本です。
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カテゴリ:
動物
- 感想投稿日 : 2005年4月24日
- 本棚登録日 : 2005年4月24日
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