プラスチックとふたつのキス (クリスタル文庫 31 魚住くんシリーズ 2)

著者 :
  • 光風社出版 (2000年10月1日発売)
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本棚登録 : 285
感想 : 29
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魚住くんシリーズ2巻。

■プラスチックとふたつのキス

魚住のかつてのカウンセラー日下部の遺した手紙で
魚住のことを知った弟・貴史が魚住を軟禁する話。
軟禁シーンが貴史視点じゃなくて
魚住視点なのが面白かったです。
最後まで読むとタイトルに納得行って
それもまた面白かったですね。

よく読んだらこのラスト、4年後だから
すでに魚住が留学してるんですね~。
読み返して初めて気づいた。


■彼女のWine,彼のBeer

久留米に同僚のるみ子が言いよってくる話。
このるみ子、最初はただのバカな女かと思ったのに、
ああいう形で救済してくるとは!!
脇キャラも丁寧に描かれているし、
脇キャラ視点からの久留米や魚住も良かったです。



■月下のレヴェランス

サリームとダンスの好きな馨との話。
他の話では癒し担当のサリームを
魚住含む他のメンバーが癒しているんだなと
わかる優しいお話でした。
月の下で鈴が鳴るってちょっと幻想的でいいですね。
しかしサリームのターンの話はお腹が空いて困ります。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: BL小説
感想投稿日 : 2016年5月5日
読了日 : 2016年4月25日
本棚登録日 : 2016年4月25日

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