恋する遺伝子: 嘘と誤解は恋のせい (白泉社花丸文庫 こ 6-4)

著者 :
  • 白泉社 (2010年9月17日発売)
3.35
  • (14)
  • (37)
  • (63)
  • (12)
  • (4)
本棚登録 : 317
感想 : 36
3

攻めが妊娠するって聞いて読みました。

受けの子供を妊娠するのかと思ったら
全然違う人の代理母だったのですね。
(あれ、代理父…?)

憧れの劇作家の遺した受精卵を廃棄したくないと
人工子宮を埋め込んでまで受胎する騎一。
トンデモ設定なのにぐいぐい読ませられます。

途中まではBL色が全然なくて、
ほのぼのホームドラマ的な感じで、
それも全然先が読めないので楽しく読みました。

胎児(若様と呼んでいる)の兄にあたる尚と
徐々に仲良くなっていって、BL展開になるのですが
妊夫が攻めは新しい!そして小椋ムクさんの
エロい絵を見れるだけで収穫があった!
お腹の子に配慮しつつの優しいセックスは
ちょっと萌えました。

…と本当に楽しく読んでいて、私も心から
赤ちゃんの誕生を楽しみにしていたんですが…

そのオチはないわ~。

て言うかシナリオだったとして、
エロシーンもある舞台なんですかねそれは。

面白かっただけにがっかりがひどかったです。

でも最後の和久井×ユイユイのアンケートプレイは良かったな。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: BL小説
感想投稿日 : 2016年4月24日
読了日 : 2016年4月23日
本棚登録日 : 2016年4月24日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする