最初は完全にノンフィクションだと思って読んだ。
こんな治療法?があるんだなぁ…と。
それほどリアリティがある。
しかし途中から小説っぽさが出てきてようやく気付いた。
老人介護は、自分はまだ身近ではないけれど将来何らかの形で必ず関わることになると思うと、ただ小説だから、フィクションだからと終わってしまうのはもったいないかと感じた。
漆原先生の狂気の部分はもうちょっと詳しく知りたい気がした。その後の話が多くて、説明っぽくなってしまっていたので最後らへんが面倒くさかった。
Aケアやってる現在進行形で漆原の内面の話が出てきていたらもっと楽しかったと思う。
漆原の子どもの事故後の匂わせ方とか、小学校時代の友人の悪意?なんかは、すごくフィクションぽかった。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
おもしろい
- 感想投稿日 : 2015年11月18日
- 読了日 : 2015年11月16日
- 本棚登録日 : 2015年11月16日
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