読み始めの頃は、こんなクソ親父はないと思ってました。甘ったれニートとか、いわゆるヒモとどこが違うの?みたいな感じで。 ただ、話が進んでくると、「あれ?この親父かっこいいかも?」と思ってきました。一郎はわかりやすく”過激派”に分類されちゃってるけど、結局のところ”革命家”であり、”無政府主義”なのではなく、常に何かに責任を押し付けているような(学校のせいだ、とか社会のせいだとか)べったり依存してるくせに批判するといった体制が嫌いなんじゃないの?とか思ってみたりしました。 「革命は運動では起きない。個人が心の中で起こすものだ。」って言葉は良いですね。大人が読んでも面白いけど、それこそ小学生が読んでもなんかいろいろ面白いと思います
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2007年読了本
- 感想投稿日 : 2007年12月14日
- 本棚登録日 : 2007年12月14日
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