坊主失格

著者 :
  • 扶桑社 (2010年12月22日発売)
3.27
  • (13)
  • (28)
  • (42)
  • (9)
  • (9)
本棚登録 : 334
感想 : 46
3

寂しい、愛が欲しい、そういった渇愛を乗り越えたお坊さんの自伝。
なかなかに鬱屈した半生で、読んでいて辛くなったりしたけれど、読みやすい文体で最後までさくさく読めました。
人生相談にのるお坊さん自体も苦しんでいたと知り、今の自分の状況でもこの仕事を続けていいのかも、と思いました。きっと、誰だって自信なんてないんだと。
自分を見つめる静謐な時間って、誰にでも必要なのかも。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2016年7月7日
読了日 : 2016年7月7日
本棚登録日 : 2016年7月7日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする