常に革新が求められるような仕事をする人には聖書になるかもしれない。一方、革新的なマインドが邪魔になるような仕事もあって、そういう仕事をしている人にとってジョブズの行き方は少々厄介なものかもしれない。
「ジョブズは成功したからいい。が、異端な人間が自分を正当化するための有害図書」と言われてしまえばぐうの音もでない。
これはまさに、異端者が自己を正当化する本であるのだ。
すごいリーダーというのは結局、もともと嫌なやつで、傲慢で、人を見下し、でも内側はすごく繊細、というまさに厄介者が、様々なアップダウンを経験することでようやく生まれるのだと思う。
自分の中の異端性に気づき、可能性を感じている。でも皆馬鹿すぎてお話にならない。
そんなちょっとアレな人には、勇気を与えてくれるのではないだろうか。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
自己啓発系
- 感想投稿日 : 2014年11月23日
- 読了日 : 2014年12月13日
- 本棚登録日 : 2014年11月23日
みんなの感想をみる