雪まろげ: 古手屋喜十 為事覚え

著者 :
  • 新潮社 (2013年10月22日発売)
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本棚登録 : 191
感想 : 18

L 古手屋喜十為事覚え2

落ち葉踏み締める…読み進めるうちに、どこかで読んだことがあるような??と思うも思い出せないので前作の内容を見返した。

雪まろげ…養子となった捨吉の兄新太の末路
紅唐桟…長崎から男を追って江戸へ出たおりくの話
こぎん…津軽から江戸へ出て狂った男
鬼…皮膚の弱い伝吉に住む鬼
再びの秋…捨吉の兄幸太が古手屋の小僧となるまで

喜十が同心の上遠野に心の内で悪態つくのがとても現実的で宇江佐節。
捨吉が養子となってからの一年の移り変わり。捨吉の成長が微笑ましい。そして今後の捨吉の兄妹たちの行く末も気になるところ。
それにしてもやりきれないというか物悲しいというか。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: う:宇江佐真理
感想投稿日 : 2014年1月17日
読了日 : 2014年1月12日
本棚登録日 : 2014年1月12日

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