リリーさんの感想・レビュー

枯葉の中の青い炎 (新潮文庫 つ 23-1)

著者 : 辻原登

• 新潮社 (2007年6月1日発売)

○2010/07/10　
中古屋にて長いタイトルが気になって、短編集だっていうことで購入。面白いものもあったけど、で、これはどいう言いたいの？っていうのが。
不思議な話というか度を越した狂気と言うか、最後まで読んでみると一番しっくりくるテーマは”奇憚”だろうか。そういう話書くぞーって意気込んだはいいけど最終的に話の意思のほうが強くなってしまった印象。
想像してたのと違って、っていうのとはまた違うんだけど、雰囲気からすると期待ほど奮わなかったなと。でも一番最初の”ちょっと歪んだわたしのブローチ”が面白かった。何か似たような話を読んだ気がするのは後か先か…。

感想投稿日 : 2010年7月17日

読了日 : -

本棚登録日 : 2010年7月15日