危機に瀕した時に問われるのは人や企業の一番根っこにある本質的なところ。そして第三者の目線で冷静に自らを評価した上でアイデンティティ(イズム)に即して生きれるかどうか。
青島製作所の吸収合併問題、笹井専務の決断、神山部長の仕事観、大道監督の戦術、みなそういった視点で書かれていたと思う。
これを読んでスカッとするのは、普段の自分がおざなりの態度をして自分らしく生きていられなかったり、打算的な判断をしてるからかもしれない。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
本@小説
- 感想投稿日 : 2016年8月3日
- 読了日 : 2016年8月3日
- 本棚登録日 : 2016年8月3日
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