紛争屋の外交論 ニッポンの出口戦略 (NHK出版新書)

著者 :
  • NHK出版 (2011年3月8日発売)
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紛争屋の外交論 伊勢崎賢治 NHK

なぜ戰爭はなくならないのか
貧困と援助は同じ仕掛け人によるマッチポンプ
正義が守られれば戰爭がなくなるか
戦争犯罪人を許せるか
戰爭で平和をつくれるか

拉致問題と北朝鮮
制裁外交で信頼や落とし心をつくれるか
正攻法に人情をまぶせ

沖縄独立論
真向から戦わずに差別を逆手に取って日米の両方を動かせ
WINWINの道を切り開け

日米同盟と憲法9条と自衛隊
お互いの陰に隠れて皆保守になった
米と言っても政府と軍と民間と・・考えは様々である
間違いだらけの自衛隊派遣
国民と相手と相手の国民が見えていないニホン政府
9条の空洞化と軍法の提案

宮台真司との対談
ソフトボーダー
平和が儲かる出口戦略
平和国家のニホンを宣伝 憲法の各国翻訳版を提示
近隣国家との互恵的関係をつくる
サードポジションの重要性
実績を積む

どの時点に焦点を合わせた平和を求めているかが問題
アメリカづんが仕掛けている紛争まで遡って
それを原因として介入するか
それはさて置きその後の内政状態を治めることのみにするか
この捉え方の違いによって真逆の手段を選ぶ事に成り兼ねない
どうやら伊勢崎さんは差し当たっての現象面の解決で
済ませるべきだと思っているらしい

同じ政治力を発揮するならば元の木阿弥にならないように
出来る限り根本から全体を見渡して解決に向かわなければ
大きな平和や更なる調和へと進めことが大事だろう

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2016年7月28日
読了日 : 2016年7月28日
本棚登録日 : 2016年7月28日

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