名作をあそこまでいい意味で馬鹿馬鹿しく解釈できるのは、森見さんの才能だと思う。
京都中を駆け巡る走れメロス。
森見さんの他の作品ともリンクしていて、読みながら笑ってしまった。
メロスもとい芽野があそこまでクズだと、もはや清々しい。桃色ブリーフによって示された友情…うへぇ、遠慮したい。
桜の森の満開の下は、いつもの作品と違った不思議で妖艶な雰囲気が好き。
彼は師匠に読ませていた時と売れっ子作家の今と、どっちの方が幸せだったのだろうか。
そして彼は今幸せなのだろうか?
元ネタの方も読んでみたい。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2017年3月15日
- 読了日 : 2016年11月13日
- 本棚登録日 : 2017年3月15日
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