新釈 走れメロス 他四篇

著者 :
  • 祥伝社 (2007年3月13日発売)
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感想 : 643
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名作をあそこまでいい意味で馬鹿馬鹿しく解釈できるのは、森見さんの才能だと思う。
京都中を駆け巡る走れメロス。
森見さんの他の作品ともリンクしていて、読みながら笑ってしまった。
メロスもとい芽野があそこまでクズだと、もはや清々しい。桃色ブリーフによって示された友情…うへぇ、遠慮したい。
桜の森の満開の下は、いつもの作品と違った不思議で妖艶な雰囲気が好き。
彼は師匠に読ませていた時と売れっ子作家の今と、どっちの方が幸せだったのだろうか。
そして彼は今幸せなのだろうか?
元ネタの方も読んでみたい。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2017年3月15日
読了日 : 2016年11月13日
本棚登録日 : 2017年3月15日

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