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最後の記憶についてのharuka610さんのレビュー


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これまで読んできた本たち。 研究関係の専門書、仕事関係(技術書、ビジネス書)はのぞきます。

最後の記憶 287人が登録 ★3.06

著者: 綾辻行人 
本 / 角川書店 / 387ページ / 2002年09月発売

レビュー by haruka610さん

小説   読み終わった  読了日 : 2011年07月30日  3  登録日: 2011年07月30日

ミステリ仕立てのホラー。

精神的に少し混乱している主人公の一人称は怖い。ホラーの内容が怖いんじゃなくて、自分の理性が信じられなくなりそうで怖い。自分の理性、つまり自分が知覚していると認識しているものや、自分が考えていると認識しているものが実は大多数の認識から大分歪んでいました、というのが怖い。だって何を信じていいのか判らなくなる。幽霊よりそっちが怖い。

綾辻先生の一人称は本当に自分の認識が間違っているんじゃないかと錯覚してしまう。叙述トリックに騙されてしまっているのではないかと。でもつまり、それって物語の中だけではなくて現実でもそうかもしれなくて…というその事実が怖いのです。複雑な恐怖。 レビュー登録日 : 2011年07月30日


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