ハルチカシリーズ第5弾。やっと追いつきました。
ハルチカシリーズの魅力ってなんだろうとずっと考えていたのですが、この一個前の千年ジュリエット、そしてこの惑星カロンを続けて読んで、なんとなくわかったような気がします。
会話のテンポがいいし、なによりチカちゃんとハルタ2人の関係性がとってもいいんですよね。
ヴァルプルギスの夜で、ハルタが「こういうところがぼくの駄目なところか」というシーンや、芹澤さんとハルタが会話をするシーン等々、恋愛感情抜きにした2人の関係が本当に好きです。願わくばこのままでいてほしいなと思いつつ。
どの巻にもいえることですが、短編同士がゆるくつながっているのも、謎を説いた結果が、読後感が切ないのも好きな理由の一つだなあと思いました。
特に、惑星カロンは切なかったです。
「生きて恥をかけることはしあわせ」という直太朗さんの言葉、星に願いをのフルート、そして草壁先生も少しずつ動き出そうとしている姿…。
あと、夢に出てくるというマンボウさんのかつての部下、またいつか登場してくれるといいなあ。なんて思った5巻でした、今回も面白かった!
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2017年2月4日
- 読了日 : 2017年2月4日
- 本棚登録日 : 2017年2月4日
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