世の元女の子達は共感できることが多い本ではないかと思う。原作そのままマンガに起こしたいくらい描写が映像的。コマ割りまで浮かんできそうだ。
おとなになりかけの頃のいたたまれなさのようなものが、言葉になっていてかつての自分と重ね合わせながら読んだ。
特に重大な事件が起こるわけでもないが、鎌倉の主人公を取り巻く女たちの情念がひとつのテーマになっている気はする。
とりあえず、とてもいい読書の時間を過ごせた。
荒野ほどもてなかったけど、私は荒野に自分を重ね合わせた。人によって違うかも。
高校の頃、ひとりで友情を静かに読んでいた男子を思い出した。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2015年12月23日
- 読了日 : 2015年12月23日
- 本棚登録日 : 2015年12月23日
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