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予知夢 (文春文庫)についてのMTさんのレビュー


予知夢 (文春文庫) 10773人が登録 ★3.39

著者: 東野圭吾 
本 / 文藝春秋 / 270ページ / 2003年08月発売

レビュー by MTさん

 未設定  読み終わった  読了日 : 2012年01月07日  2  登録日: 2012年01月08日

ガリレオシリーズ短編。
全作の「探偵ガリレオ」と比べると物理的なトリックは少なく、被害者の周りの人間が見た心霊現象を科学的に解明していくというものだった。
どの事件も、犯罪自体は完全犯罪とも言える位完成度が高く、湯川&草薙コンビが居なかったら単純な事件、あるいは事故や自殺として片付けられてしまいそうなものばかりだった。

短編なのですらりと読める話ではあったが、いまいち説得力にかける、面白味の無いものあdった。子供向けの推理小説、といった印象。
映像化したら楽しめそうな気もするが・・・。

個人的に好きだったのは(あえて言うなら、と言うレベルだが)、第3話の「騒霊ぐ」だろうか。ポルターガイストの仕掛け自体は、何のことは無い、単純なものだったが、加害者の醜悪さ、被害者の心の美しさ、そして草薙の「今回ばかりは霊の力が作用したと俺は信じているよ」という言葉。ただトリックを楽しむだけではなく、心に訴えてくるものがあった。

でも、こうして読んだ話を思い出してみても、あまり印象に残ったシーンが浮かばない。軽い小説、という印象。 レビュー登録日 : 2012年01月08日


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