短篇集。西遊記の沙悟浄や、項羽と劉邦の虞姫や、司馬遷の娘など、中心から少し外れた人物を主人公に、喪失感や郷愁が静かに語られる。
史実から大幅には外れていないためか、「ほるもー」などこれまでの小説のように想像力が飛躍していくような内容ではないがやはり文章がべらぼうにうまいのがよく分かる内容。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2015年1月31日
- 読了日 : 2015年1月31日
- 本棚登録日 : 2015年1月31日
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