角田光代さんと穂村弘さんによる、
かけあい恋愛考察エッセイ。
読むごとに、目から鱗。
角田さんの女性視点を受けてからの、穂村さんによる男性視点の考えに、驚きと納得の衝撃をうける。
「ガガーン!」
「あ~なるほど」、と。
このエッセイの恐ろしくも面白いところは、思わず自分史の過去(とりわけ恥ずかしい物)に遡ってしまうところ。
そうなると、「あああ~」と、とにかく声を出して、髪をわしゃわしゃして、なんとか恥ずかしい過去を払拭しなければならない羽目になる(泣笑)。
けれど。
そんな私の呻きたくなるような恥ずかしい過去にも、本書では、男女それぞれの客観的視点や感情的視点(!)により考えられる理由が、優しさと明快さをもって痛快に書かれている。
すると。
どんなにくたびれようとも、気になってしまい、読まずには居られなくなる。
とんだスパイラル!
どんなマニュアル本よりも、リアルな男女が詰まった、オススメの一冊です。
※今回の思いがけない収穫
遂に好きな男性作家さんが現れる!?
(@ほむほむ)
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
未設定
- 感想投稿日 : 2012年6月2日
- 読了日 : 2012年6月2日
- 本棚登録日 : 2012年6月2日
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