施設から抜け出した子供たちが不思議な女の子と老人に出会う。
空想とも現実ともとれるようなつかみ所のない話が続いて、明白に謎解きだったりストーリーがあるわけではないので、その独特の世界観を楽しむことができなければ疲れるかと。
ただ、その世界観が子供が夢見るキラキラしたような、それでいて表紙のイラストが象徴するような不確かで怪しいような雰囲気で、そのなかでグランパとヘブンアイズの秘密が明かされるところはぐっときた。
児童文学らしい設定やストーリーだけど、その描き方は大人の批評家が好みそうな、作者がいろんな賞を受賞してるのが分かるような描き方。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
海外文学
- 感想投稿日 : 2013年11月17日
- 読了日 : 2013年11月
- 本棚登録日 : 2013年10月1日
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