これも知人のおすすめ x 新潮クレストの組み合わせ。ウクライナのロシア語作家アンドレイ・クルコフの処世作とのこと。
「ペンギンをペットにしている」というと、まっさきにミサトさんを思い浮かべてしまうため、正直なところあまり違和感なく読んでいた。ストーリーは上質のミステリー仕立てで、構成(特にラスト間際)もなかなか凝っている。しかし、このペンギンのせいか、どこか間合を計りかね、サスペンスもサスペンスらしくなくなって、全体を覆う不条理の雲の中を漂うことになった。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2014年11月12日
- 読了日 : 2014年11月12日
- 本棚登録日 : 2014年11月12日
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