ペンギンの憂鬱 (新潮クレスト・ブックス)

  • 新潮社 (2004年9月29日発売)
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本棚登録 : 2492
感想 : 271
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これも知人のおすすめ x 新潮クレストの組み合わせ。ウクライナのロシア語作家アンドレイ・クルコフの処世作とのこと。

「ペンギンをペットにしている」というと、まっさきにミサトさんを思い浮かべてしまうため、正直なところあまり違和感なく読んでいた。ストーリーは上質のミステリー仕立てで、構成(特にラスト間際)もなかなか凝っている。しかし、このペンギンのせいか、どこか間合を計りかね、サスペンスもサスペンスらしくなくなって、全体を覆う不条理の雲の中を漂うことになった。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説
感想投稿日 : 2014年11月12日
読了日 : 2014年11月12日
本棚登録日 : 2014年11月12日

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