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レビュー by へ〜たさん
武田泰淳の「十三妹」を読んで以来、ずっと読みたかった中国の古典。というわけで、なぜか我が家に平凡社の中国古典文学体系の箱入り本が一冊だけやってくることになった。うーん、これを機会に中国古典文学体系を揃えるわけにもいかないし、一冊だけというのも変だし、どうしたものか。
話自体は「十三妹」の田中芳樹の解説にある通り。全40回 2段組で 500ページ近くある大著ながら、面白いのは前半20回 (無茶苦茶面白いのは、さらにその前半 〜12回)だけで、後半は陳腐。あの素晴しく強く、魅力的だった十三妹が、安公子の嫁におさまってしまうとはがっかりだ(しかも、2人目の妻。さらに、その後にもう一人妾を取る)。
ただし、解説にもある通り当時の風俗(冠婚葬祭はもちろん、科挙の様子、日常的な家族関係、お茶や食事、トイレの作法まで)が精緻に描かれているので、その方面の研究者から見ると宝の山のような小説かもしれない。
レビュー登録日 : 2010年07月25日
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