心理学を教え、フェミニスト関連と言えば本著者が出てくる、という方らしい(図書館でジャンルを選ばずに適当に選んだ書籍だったし、著者に関しても全く前提知識が無い)。
様々な書籍に関する話題、その著者、その書籍を好む女学生などの傾向とか価値観などを分析して読ませてくれる。
敢えて著者のプロフィールを最後まで読まずに、内容を読み進めたのだが、最初は ”この人は哲学者なのかな?” と思わせるような独特の論理展開。
2005年に出版された本を、2016年に読んでいるので、著述された文筆家たちの、”その後” を多少なりとも分りながら読めてしまうのは、何だかタイムカプセルの中を覗き込んだようで面白い。
書店ではお目にかかれない本ではないかと思うが、図書館というのは面白い&大切な場所だなあ、と、妙な方向に価値を再認識させてくれた。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
エッセイ
- 感想投稿日 : 2016年7月18日
- 読了日 : 2016年7月8日
- 本棚登録日 : 2016年7月4日
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