西原理恵子月乃光司のおサケについてのまじめな話 アルコール依存症という病気

著者 :
  • 小学館 (2010年7月1日発売)
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アルコール依存性になったらその先は一生、一滴のお酒も口にしてはいけない。家族は依存されている間、イネーブラーになってしまうことで、結果として患者を甘やかして症状を悪化させてしまいがち。抗鬱薬を服用しながらの飲酒はアルコール依存性になる可能性をも上げてしまう。

離婚という選択肢は突き放し、見捨てるようだが一番有効なのかもしれない。飲みニケーションという言葉があるように、飲酒は人間関係の潤滑油と思う人は多いが、依存性になれば家族や大切な人をとことん傷つけ、その人らしい長所さえ奪う。

吐くほど飲む、記憶を無くす、同じことを繰り返し話す。酒癖が悪い、では済まされない。依存性の危険性を広く知る必要があると感じた。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 備えあれば憂いなし。
感想投稿日 : 2014年10月21日
読了日 : 2014年10月21日
本棚登録日 : 2014年10月11日

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