短編集のようなエッセイのような、、、さすがに丸ごと事実ではないようだから私小説というのが一番かな。
乃南さん自身の経歴に沿った小話の数々から彼女のこれまでの歩みが浮かび上がってきます。
相当な数の作品を発表している彼女、その原動力には愛猫そっくすの病弱な性質も一役買っているのね。
愛犬くまにまつわるエピソードが重なっていて、彼女の彼らに向けた愛情の深さが伝わってきました。
乃南作品では「しゃぼん玉」が最高傑作という感想は不変だけど、細切れの記憶をそれぞれ時間ごとに書き分けるというのは案外難しいことなんじゃないだろうか。
読書状況:読み終わった
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ちょっと一服。
- 感想投稿日 : 2012年9月14日
- 読了日 : 2012年9月14日
- 本棚登録日 : 2012年9月14日
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