伊坂さんのエッセイは初めて。
若手作家のイメージがあった伊坂さんももう37歳(2010年当時)。デビューから10年、振り返りのエッセイ。
あの作品はこうやって生まれたのか、とか皆大好き黒澤さんの名前の由来とか、「ごきげんよう、おひさしぶり」のエピソードとか。懐かしいのに新鮮で。
仙台のほっこり感がまた。
「魔王」が政治的メッセージ関係ないってのは意外だったなぁ。
好きな作家さんがどんな本を読んできたか、何を考えて創作しているかって興味深いよね。
小説は漫画に近いジャンルと捉えられているけど、むしろ音楽に近いんじゃないかって意見には納得。視覚でなく想像力で楽しむものだものなぁ。
私はよく母に(半ば無理やり)良かった本を貸して感想を訊くのですが、よくするのが映画化・ドラマ化するならあのキャラクターは誰が演じるのがいいか、白熱のキャスティング合戦。
漫画でもできなくはないけれどある程度ビジュアルの先入観が入っているのでやっぱり小説の方が盛り上がります。
デビュー前、作家になるのを断念しかけた伊坂さんを励ましてくれた方!ありがとう。貴方がいたから伊坂さんの作品をたくさん読めます。
最後に10年間の作品一覧が載っていたので未読作品チェックもスムーズ。伊坂ファンは一読あれ。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
憧れの・・・!
- 感想投稿日 : 2012年10月2日
- 読了日 : 2012年10月2日
- 本棚登録日 : 2012年10月2日
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コメント 2件
まろんさんのコメント
2012/10/02
hetarebooksさんのコメント
2012/10/04