誰か―Somebody (文春文庫)

著者 :
  • 文藝春秋 (2007年12月6日発売)
3.35
  • (243)
  • (863)
  • (1480)
  • (253)
  • (43)
本棚登録 : 9610
感想 : 756
3

数年振りに再読。ペテロの葬列(ドラマ版)を観終えたところなので、この頃の杉村氏と奈穂子の仲睦まじさが切ない。奈穂子との馴れ初めも語られる。

今多コンチェルン会長の運転手を勤めた梶田氏が自転車で轢き逃げされ、亡くなった。父親についての本を書きたいという、10歳違いの美人姉妹(聡美、梨子)の想いにほだされて彼の人生を辿り始めた杉村。

逆玉と言われ、実家の両親にすら奈穂子との結婚を祝福されなかった彼に純粋な祝いの言葉をくれた数少ない人として記憶に残る梶田氏。だが彼もまた、ある秘密を抱えていたのだ…

轢き逃げの犯人を追ううちに杉村が知ってしまった二つの秘密。その一つは結婚を間近に控えた聡美を傷つけるものだった。






姉妹丼とは浜田氏、最低だ…。梨子許せん。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: Oh...
感想投稿日 : 2014年9月30日
読了日 : 2014年9月30日
本棚登録日 : 2014年9月28日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする