犀川は出てこなかったけど,またいろんなキャラが出てきてよかった.前作から久しぶりに発刊されたと思ったら,現実の時間とリンクしているようで,登場人物たちの状況も大きく変わっていた.皆が大人になると共に,段々と関心も散り散りになり,今までと少し違う静寂性が漂っていると感じた.
ギリシャ文字に絡めた事件は相変わらず続いていて,今回は,事件よりも真賀田四季を始めとするいつもの面々の行動そのものにフォーカスがあたっているように感じた.要するに事件そっちのけというか...勿論事件についての推理とかはするんだけど,「ついで」のような感じ.それがいいんだけど.
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
書籍:小説・エッセイ
- 感想投稿日 : 2014年10月18日
- 読了日 : 2014年10月18日
- 本棚登録日 : 2014年10月13日
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