著者の頭の良さを感じた。論理的な文章で、非常に読みやすかった。
簿記の勉強をしているときに、ふと「お金」の不思議を感じることがあった。例えば同じ売上なのに、どの会計基準を採用するかで額が変わることがある。
「なんで?」って思ったけど、簿記の目的は「正確に帳簿記帳ができる」こと。その時は「そうするんだ」と思うことにして、でもやっぱり、「そもそもなんで?」っていう気持ちはどっかに残っていて、そんなときこの本があった。
「お~~!!!」と、パラパラ本屋で立ち読みすると、「まさに!」っていう内容が書いてあって、一気に読了した。
それで読んでみるとやっぱり会計基準によって、お金の計上が変わるものではある。けど、「こういう会計基準だから、こういう経営をしないといけないよね。というかこういう経営にならざるを得ないよね」っていう感じで、会計基準の「存在感のでかさ」を感じた。
会社によって経営活動はさまざまだが、財務諸表をつくるときは、「固定資産」とか「営業費」とかの、「会計のカテゴリ」に統一される。会計ってすごい地味に見えるけど、めっちゃ大事っていうのを改めて感じた。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
経営
- 感想投稿日 : 2013年6月15日
- 読了日 : 2013年6月15日
- 本棚登録日 : 2013年6月15日
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