なんだか強烈な孤独感を感じた。
みんな苦しんでいる、自分の存在をどうやって肯定してあげればいいのか…滑稽話で終われば良かったのに…結構キツイ作品でした。
自分には特別な才能があって憧れる世界で生きて行きたいんだってと夢見る青年と精神を病んでしまうまで自分を追い詰めてしまったフランクとその仲間たちとの間には、青年には感じ得ない闇が潜んでいたということなんだろうか…
同じ時間を過ごしてきたから混ざり合い溶け合った何かがあると思うのはあまりにも普通で真っ当、だけどそもそも足の置場自体が全然違った場所にあるんだから全くもって論理が通じるはずもない。
みんな愛してる…胸に沁みる歌声であり、何でもない言葉のはずなのにズキンと突き刺す刃に包まれていた…
なんか寂しくなっちゃったよ。後味悪いですね…(笑)
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
音楽
- 感想投稿日 : 2015年8月21日
- 読了日 : 2015年8月20日
- 本棚登録日 : 2015年8月20日
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