米国で投資顧問会社を経営する著者による日本人向けのマネー啓もう書である。
何かを企画したり計画する際に、どんなリスクがあるかを検討するのは普通だが、それらを行わないことに対するリスクも同様に検討すべきだと説いている。金融や財政政策での無為による損失を明らかにし、今後は今までと異なり、何もしないことがリスクを高める時代になってくると指摘する。
最後には、何に投資すべきかが語られるが、いつ売るかにも回答している。その回答を読めば、著者の言うことを信じてもいいかなと、もう一回本書を読み直す気になるかもしれない。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2015年10月16日
- 読了日 : 2015年10月16日
- 本棚登録日 : 2015年10月4日
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