イスラエルは軍、治安機関、モサドと3つの情報機関があり、それらの組織に所属した将校など関係者が、過去の作戦や活動について執筆した説明論文集というか報告集という形になっている。
もちろん公開を禁止されている案件には触れていない。そして、事案全体の詳細というよりも、各担当者の活動記録あるいは記憶であるため、イスラエルがどのように歩んできたかという歴史の外観を知っていないと本書は分かりにくい。それぞれの事件についてイスラエルのインテリジェンスはどのように対応してきたかを記した本であるので、インテリジェンスの実務とか、イスラエルのインテリジェンスの凄みなどを知りたい人向けである。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2015年11月4日
- 読了日 : 2015年11月3日
- 本棚登録日 : 2015年10月25日
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