薔薇王の葬列(7)(プリンセス・コミックス)

著者 :
  • 秋田書店
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本棚登録 : 312
感想 : 14
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  • Amazon.co.jp ・マンガ
  • / ISBN・EAN: 9784253271875

感想・レビュー・書評

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  • リチャードがあまりにも可哀想すぎる、、、涙
    好きで両性具有に生まれついたわけでもないのに。
    私の予想では、ヘンリー王とリチャードが結ばれるのかなと思っていましたが、違うんですね。
    リチャードをめぐる悲劇はいつまで続くのでしょうか。
    「歴史」そのものが暗黒なのかな?

  • あぁ……なんだかもう、次々と畳み掛けるように救いようのない悲劇。

    リチャードも、ヘンリーも、エドワードも、
    本当に小さな選択やタイミングが全て悪い方向に重なってしまった。
    この物語に希望の光はあるのだろうか。

    それにしてもこの作品に登場する女性はみんな一癖二癖ありすぎて恐ろしい。

  • いい感じに?と思いきや、どこまでも悲劇。
    第一部完。

    王子とアンの想いがすれ違いがちょっと切ない。

    それ以上に、病んだ者同士、悪魔の意味も互いに知らず、すれ違いがもたらした結末。

  • 少し希望の光を見せつつも、結果辛い部分が多い巻。幸せな結末を望むような作品ではないけど、波瀾万丈な人生だったであろうリチャードやヘンリーに、実際に幸せな瞬間があったなら、と思わせてくれる物語。

  • 既刊の中で一番好きな巻。

    ただ恐ろしく嫌な女だったマーガレットの印象が、アンへの言葉や大衆を奮い立たせる姿でだいぶ変わった。信念があって潔く悪い女はやっぱり目を惹かれる。
    そしてエドワードも最初は本当に嫌な奴だったのになぁ...。いつの間にか好きになっていたキャラナンバーワンだった。幸せになって欲しかった。
    最期、リチャードに愛を告げる空想とリチャードに殺される現実が同時に描かれたのが辛いけどうまい。何度も読み返してしまう。

  • マーガレット、初っ端からクソみたいな女だなと思ってたけど、国のためなのか本当に息子のエドワードが可愛いからかは分からないが、エドワードの最期のシーンで叫ぶのは胸にくるものが…。エドワードとアンはいい友達だけど、エドワードを殺したリチャードはたぶんもうアンから好かれることはないんでしょうね…。完璧にすれ違うの……つらい…。

  • えぇ〜!救いが消えた、、あとは残った人達を思い浮かべるにしてもデッドエンドかバッドエンド。ヘンリーなら受け入れてくれそうだったのにな。実は生きてるとかある?
    しんどいので続きはまた数年後機会があれば。

  • シェイクスピアの「ヘンリー六世」&「リチャード三世」をベースにした(架空)歴史劇第7巻。今巻はいよいよリチャードがヘンリー王を殺す場面へ。虚実入り混じった架空設定を使いつつ、シェイクスピアの有名台詞の活かし方がすごい。

  • 母親がなぜ、そうまでリチャードを嫌うのかイマイチよく分からないんだよなあ。
    両性具有も、この時代は生まれてすぐは分からない気もするし……。
    歯が生えそろってた、とかは初めて出てきたけど、確かにそれが本当なら恐ろしいかも知れないが。
    そして、主要登場人物がどんどん死んでいく。

  • ヨークとランカスターの両家の戦は怒濤の展開に。そんな中、リチャードは愛した男・ヘンリーが、憎きヘンリー王であったと知ってしまい…!? さらにリチャードはエドワード四世から残酷な命を下され…!? ヘンリー六世編を描く第一部、クライマックスへ!!

    ようやく二人が戦場で邂逅し、互いに何者であったかを理解した。本当に長かったなぁ…。お互いにショックが大きいのは仕方ない感じ。
    その場では思ったより何も無かったので、個人的にはその後の敵エドワードとアン、マーガレット達の姿の方が印象深い。
    エドワードは本当に根はいい奴だっただけに、すごく残念だったな…。アンもそんな彼だからこそ、身代わりを引き受けたり、リチャードに対して剣を向けるまでしたんだろうに。
    誰も彼もすれ違ってる感じがとても切ない。少しでも何かがずれていれば、リチャードの側にはアンだってエドワードだって居たかもしれないのに…。
    おまけに最後の希望だったヘンリーにすら拒まれちゃったから、もうこれリチャードの精神崩壊やばいんじゃないのか。
    ああ、それにしてもエドワードとアンの二人もっと見ていたかった…。

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