大人のためのシェアハウス案内

著者 :
  • ダイヤモンド社 (2012年2月17日発売)
3.17
  • (1)
  • (6)
  • (20)
  • (1)
  • (1)
本棚登録 : 104
感想 : 10
3

シェアハウスの様々な形と可能性を見渡せて参考になった。
管理等の調整は大変そうだが、ゆるいコミュニティは形成できるかもしれない。家族の絆や地域の絆、会社の絆がどんどん無くなっている現状では、大きな意味を持つ可能性がある。目的に応じて、ニュートキワ荘のような所やシェフ限定、外人限定、ミュージシャン限定などが可能。必要があればコミュニケーションは生まれる。共有部分を豪華に、個室部分は経済的に、という理由以外にもリアル版ミクシーという表現もあった。管理者の仕掛けと入居者の参加意識の相乗作用以外の何物でも無い。
高齢者同士のグループリビングや住み開きのような概念、別荘の共有もシェアハウスの延長線上にあるのかもしれない。
安い家賃でないと入れない人の住居、という観点と、コミュニティに魅力を感じる人の住居、そしてさらにプラスアルファの価値(自己向上等)の観点から考えることのできる深いテーマだと思った。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2013年1月23日
読了日 : 2013年1月23日
本棚登録日 : 2013年1月23日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする