建物を見たり、ペンキ絵を見たり、番台や脱衣所や休憩スペース、浴槽やサウナ・ジャグジーなどの設備や洗い場を見たり、お湯加減や変わり風呂など、銭湯の鑑賞ポイントはいろいろあると思うのですが、この本では、はり紙や入浴客の描写が中心でオモシロいです。加えて、お酒を美味しくするためのひと風呂であるため、銭湯とくみあわせて登場する居酒屋の食事が美味しそうです。居酒屋でもお客さんや手書きメニューを観察しているあたり、著者は銭湯の居酒屋の仕様より、可変で刹那的な場に興味があるようです。
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- 感想投稿日 : 2012年7月8日
- 読了日 : 2012年7月8日
- 本棚登録日 : 2012年7月7日
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