CUT (単行本)

著者 :
  • 角川書店 (2013年8月31日発売)
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本棚登録 : 117
感想 : 21
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猟奇殺人事件の描写がグロテスクですが、ワトソン役の黒服・透と、探偵役の雇われキャバ嬢・エコとの掛け合いがコミカルなお陰で不快感はありません。全体的にチープな雰囲気なので好みが分かれそうですが、個人的には「死体の首を切断する理由の講義」が興味深かったこともあり楽しめました。
女性一人が入っても床が抜けてしまう「重力密室」は予想通りですし、「首を切断する理由」が弱いなど納得出来ない部分もありましたが、盲点を突いたようなラストの仕掛けなど、所々にセンスを感じさせる作品でした。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: さ行の作家
感想投稿日 : 2013年12月5日
読了日 : 2013年12月5日
本棚登録日 : 2013年12月5日

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