東京の東のはずれにある金魚の街を舞台に
子どもたちの友情と成長を“ゆらゆら”描く物語
前半は生き物を育てるのが苦手な小学5年の灰原慎の視点で
後半は3年後、3度目の転校を前に心ゆれる中学2年の遠藤蓮実の視点で
しずかに進む日常が語られる
はやりの児童文庫タイプではないけれど
高学年に手にしてほしいしっとりと心にしみる一冊
“人”が描かれていないカバーは児童書にはめずらしいが
読了するとカバーのさまざまな金魚たちが登場人物に見えてくる
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
ひげうさぎ文庫
- 感想投稿日 : 2016年12月27日
- 読了日 : 2016年12月23日
- 本棚登録日 : 2016年12月27日
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