電波というと技術的なものが多い印象があるが、本書は電波の認可などの政治的・経営的な権利問題を簡単な技術解説とともに著した本。2006年と地デジ放送前などの現状に比べて少々古いが、その歴史などは興味深いことだらけである。
内容としては、電波の技術的な基本や日本の田中角栄による認可制度の確立、ハイビジョンや地デジ技術、NHKの問題、携帯、無線ラン、電波オークション等の開放、通信と放送の共存などであり、当時としては行政などの密室会議での権利に群がる構図を表している。
今となっては、web上で改訂版も読めるようなので、機会あれば読んでみたい。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
経営
- 感想投稿日 : 2014年3月19日
- 読了日 : 2014年3月19日
- 本棚登録日 : 2014年3月16日
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