予兆とインテリジェンス

著者 :
  • 扶桑社 (2011年6月30日発売)
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感想 : 7
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最近の論壇でも有名になっている佐藤優の新刊書。

1章が新聞のコラムをまとめであり、2章が外交としてオピニオン誌などの論文のまとめである。

あと書きにかいてあるが、東日本大震災後に突然、危機が生まれたのではなく、構造的な欠陥のためであると看破している。

総理大臣の質は国民の質、内部の閉ざされた価値観に縛られてしまった外務省の質の低さから来る、国益を損なった外交の数々。

それらすべては、全部別個におこっているわけではない、すべてが関連している日本の問題点であるとしている。戦略的思考が弱いと言われる日本人だが、ここの指摘を受けて問題点を個々にあてるだけではなく、日本全体の問題として共有したい。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 政治
感想投稿日 : 2011年7月6日
読了日 : 2011年7月6日
本棚登録日 : 2011年7月6日

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