ある日友人から手紙が届く。
しかし、その友人は手紙を出した後に、火箸で胸を突き、自殺してしまったという。手紙には何と書かれているのか、緊張しながら開いてみると…。
突然病のように自分の舌が「悪魔の舌」に変わる。
悪食に走るようになり、腐ったものやゲテモノを食べて紛らわしていたが、突然気づいてしまう。
「人間の肉が食べたい」
この人間としての最後の禁忌を破った彼は、食べた少年の足を見て気づく。これは自分の弟だ。
そして彼は自ら死を選ぶ。
短いけれど、さっと冷たい風になぶられたような気分になった。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2015年9月15日
- 読了日 : 2015年9月14日
- 本棚登録日 : 2015年9月15日
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