ストレスや怒り、落ち込みや心配などで心乱されるとき、そういった心の状態を客観的に言葉で確認したり、呼吸をしながら、お腹のふくらみや縮み、鼻先を出入りする空気の感覚を感じ取る。
少々表現は違いますが、心理学の指南書にも似通った記述がありました。
どうすれば心穏やかに有意義に生きることが出来るか、追求すれば原始仏教でも心理学でも本質的に同じような方法になる。そのように感じました。
あれもこれもしなければという焦り、この先どうなるだろうといった不安などの「妄想」にとらわれ、自分は価値のある人間だと認められたいという「承認欲」に心を奪われがちですが、ときには楽しいと感じられることを取り入れながら、今、自分に出来ることにただただ集中する。
なかなかすぐには出来ないかもしれませんが、これからの自分の生活にこのような思考を取り入れていけたらと思いました。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
エッセイ
- 感想投稿日 : 2015年11月4日
- 読了日 : 2015年10月28日
- 本棚登録日 : 2015年11月4日
みんなの感想をみる