エロ漫画だったらこのあと滅茶苦茶セックスしたですね、この引きは。
でも、そうならないのがこの漫画の誘惑的な魅力。聡子の躊躇、戸惑い、もどかしさが活きてる。
どこからが他人でどこからが他人でなくってしまうのだろうか?
出会ってしまった時からか?
知ってしまった時か?
寄り添いたいと思ったと瞬間か?
飛び越えてでも守りたいと思った瞬間か?
触れたら色々と壊れてしまうのではないかと働く鬩ぎ合いを越えて触れ合ってしまう関係性の危うさにどうあっても惹かれあってしまうインモラルな距離感の近づきが物語に引き込んでいく。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
高野ひと深
- 感想投稿日 : 2017年1月6日
- 読了日 : 2017年1月6日
- 本棚登録日 : 2017年1月6日
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