日常ものにおいてどう意味付けをして、どう味付をしていくかでいったらそれ町ほど他の追随を許さない日常ものは無いのではないかと思える。
それぐらいお話は練られていてミステリーもの、ホラーもの、SFもの(少し不思議も含む)、コメディーものなどと挙げていったらきりのないバライティに富んだジャンルから幅広く構成された話と時系列シャッフルから積み重ねられていく話が繋がりだし、浮かび上がらせていく全体像からくる物語としてのダイナミズムある奥深さと醍醐味の巧妙さは舌を巻く。
今巻のテーマは「似たもの」「似て非なるもの」と静ねーちゃんと歩鳥が中心となった夢現小説、夢幻小説が秀逸たるや。素晴らしいしかない。
読書状況:読み終わった
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石黒正数
- 感想投稿日 : 2015年6月8日
- 読了日 : 2015年6月8日
- 本棚登録日 : 2015年6月8日
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