かぐや姫の物語 映画パンフレット

  • 東宝 スタジオジブリ
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感想 : 2

エンターテインメントの判別し易い面白さは、一時の楽しさを提供してくれる。
この作品は、「なぜ」を明確に問い掛けくる。
理解しようとしばし苦しまなければならない。
だから、わからないからこそ探ろうとするし、理解しようとする。
自分のものにしようと模索するが、そんな事をあざけ笑うかのようにするりとすり抜けていく。
それは、人の範疇を超え、人の心に引っかかりもってして、残り続ける。
だからこそ、語り続けられる。
全てをうち明かしてしまうのは、幾ばくかの謎を残さない為に興醒めだ。劣り、唾棄する存在だ。
探究心をくすぐらなければ、ただのロマンのない現実でしかない。
あと、普遍性と少しの不足を。これが、無いと誰も理解出来ないガラクタになる。
漫画でそれをやっているのが、宮崎夏次系、市川春子だろうな。高野文子は超越し過ぎて無理!!

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: アニメ
感想投稿日 : 2013年12月2日
読了日 : 2013年12月2日
本棚登録日 : 2013年12月2日

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