高校生の時、第1章(情報からの脱出編)で読むのをやめた。未熟なりにこれが凄い作品であることは分かったが、内容が難しかったのだ。約30年たって、ふとプロローグを読んで、妙に共感出来たので、2章(時間からの脱出編)、3章(空間からの脱出編)と読み進んだが、やはり難しいことには変わりなかった。知的には、進歩してなかったわけだけど、終盤、主人公が再び、貸しボート屋に戻るところでうるっときた。あの時と同じ本好きのまま、この年になったことが嬉しかったのだ。こういう本の読み方もあるのだなあ。
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カテゴリ:
SF小説
- 感想投稿日 : 2017年4月28日
- 本棚登録日 : 2017年4月28日
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