2012年の今年、見た洋画で、原作を読んでみたいと思ったのは「裏切りのサーカス」(ジョン・ル・カレ「ティンカー、テイラー、ソルジャー、スパイ」)と、これ。映画版はマシュー・マコノヒー主演で、ブラッド・ファーマン監督がメガホンを執った。マコノヒーにとっては久々の当たり役になった。
エドガー賞処女長編賞受賞作家のマイクル・コナリーによるベストセラー。主人公は裁判に勝つためなら、手段を選ばないLAのスゴ腕弁護士ミック・ハラー。かつて弁護した黒人を運転手に使って、高級車リンカーンの後部座席をオフィス代わりにしている。顧客はチンピラ。検察側との取引によって、刑を軽減させるのが主な仕事だ。
そんなちょい悪のミックが、大金目当てで暴力事件の弁護を引き受ける。最初は簡単な仕事と思えたが、依頼人のルイスには4年前にミックが担当した別の殺人事件の真犯人ではないかとの疑惑が浮上。そんな時、ミックが依頼していた調査員が殺される…というのが上巻までの筋立て。
小説版はミックの一人称で進んでいくが、ほぼ原作通りの展開。つまり、小説は映像的にも優れているということだろう。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
サスペンス
- 感想投稿日 : 2012年9月12日
- 読了日 : 2012年9月12日
- 本棚登録日 : 2012年9月12日
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